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ガゼット「DIM」感想
今はthe GazettEと表記するのが正しいんでしょうか?
PS COMPANY系はよく表記を変えますね。
まぁ読み方は同じですし、俺的に馴染みのある表記で今後も統一していきます。

今回もやや時間が空いてしまいましたが購入音源の感想など。

前作からもう2年半にもなるんですね。
人気・知名度はメジャーに匹敵する、というか
V系ではほとんどトップクラスというところまできている感さえあります。

肝心のアルバムの内容ですが、ファンに限らずとも概ね評価は高いようです。
前作「STACKED RUBBISH」と方向性は同じながらも曲のまとまりが良くなりました。
発売前には「ギター主導の作品になるのでは」と思っていましたが、
正直なところ思ったほどギターが強くはありませんね。
相変わらず女性コーラスを取り入れたり洋ミクスチュアっぽいアレンジだったり、
「何がかっこよく見えるか、聴こえるか」をよく研究しています。
しかし全ての曲がバンドサウンド主体となっている傾向はあるように感じます。
欲張りすぎてまとまりが悪かった前作の反省を生かしている、ともとれるでしょうか。

収録は17トラック、うち5トラックがSEで実質は12曲ですがボリューム感は充分です。
しかし5トラックものSEがどの程度アルバムの雰囲気づくりに貢献しているかは微妙で、
中には耳障りとしか思えないものもありました。
DIM(ぼやけた)というタイトルを強調したものなのか
あるいはこれらのSEからDIMというタイトルが導かれたのか、
ともかくSEばかりが不自然にDIMを表し過ぎという気はします。

最初のSEが終わると、2トラック目の「THE INVISIBLE WALL」が
オフィシャルHPで流れていた怪しげな主題からスタートします。
この曲のPVが初回限定盤付属DVDに収録されていますが、
特に面白い内容ではなくストーリーを感じさせるものでもありませんので
よほどのファンの方以外は無理に見るものではないでしょう。

しかし各々の曲はシングル曲を除外したとしても充分に聴き応えがあり、
特に最後の「DIM SCENE」はクセの強さに頼らずに聴く者を引き込む強力な1曲です。
コンセプトアルバムとしての構成には疑問があるものの、
一曲一曲が楽しめる1枚に仕上がっていますよ。




技術★★★★☆
個性★★★☆☆
歌詞★★★★☆
旋律★★★★☆
印象:「2年半ぶりの期待を裏切らない1枚」
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【2009/08/25 03:04】 | V系 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Jasmine You
ついさっき、VersaillesのオフィシャルHPでJasmine Youの訃報を知りました。

先日から体調不良でバンドの活動を見合わせているとのことで心配していた矢先です。

死因など詳しくは発表されていないことなので何も言えませんが、
精神的に非常に不安定だったという噂もあります。
彼の神経の細やかさ、繊細さはライブやオフ映像で見て取れましたから
活動休止にあたってそういう噂が出たのは当然だと思います。

プレイ面では派手な部分が少ないものの、
ゴージャスそのもののルックスと流れるような動きは、
あのVersaillesにあってもステージ上で圧倒的な存在感を放っていました。
俺が見たライブではバンドで一番の華だと感じました。
イベントでのファンへの接し方もとても温かく、
遊び心いっぱいのブログはいつも楽しく読んでいました。
高見沢氏のトーク番組では、言葉を選びながら拙くも必死に話す姿が印象的でした。

雀羅の勇、
HIZAKI grace projectの勇、
VersaillesのJasmine You、
キャリアのどれをとっても思い入れがあります。

メジャーデビューの矢先ということだけでなく、
Versaillesというバンドが失ったものはあまりに大きいですね。

彼のブログを読み返しながら複雑な気持ちと、
まだ現実として受け入れられないような自分がいます。
バンドについては、今後が心配というような気持ちはなく、
彼がいないVersaillesを想像できない、というだけです。

優しくて綺麗な人でした。
ご冥福をお祈りします。
【2009/08/10 11:57】 | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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